産婦人科専門医、生殖医療専門医が教える妊活ブログ

福岡の不妊治療のクリニックで産婦人科専門医、生殖医療専門医をしています。 妊活や不妊治療、男性不妊などを専門知識をふまえて紹介したいと思います。

妊娠しやすい体作り

妊娠しやすいセックスは?

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気持ちが良くないセックスはお互いの知識不足。日本人は性教育をあまり受けていないので一人よがりになりがち。どうするのが気持ちが良いのか、どうすると気持ちが良くないのか。それを夫婦で話せる関係になるためには、まず自分の身体のどこが気持ち良いのか知っておく必要があります。

STEP1 前戯
前戲は緊張を解きほぐして、リラックスするための準備づくりのため。女性は、時間をかけて女性器の周りが濡れないとベースがつくれません。骨盤内の血流が増加し、性器が充血した状態を「濡れる」と言います。この状態でないと性交痛を起こしたり、セックスを嫌いになる原因にもなります。目安としては10分くらい。これは女性のためにする行為なので、男性に頑張ってもらえるように伝えましょう。


STEP2 挿入時
挿入時の体位によって妊娠のしやすさは変わりません。しっかりと前戯をして、挿入時はお互いに気持ちの良い体位で行えばOK。挿入時間は平均して5~10分だと言われています。


STEP3 射精時
男性は数秒の射精で絶頂をむかえます。男性の精巣に蓄えられていた精液が、女性の膣に流れていく時間はほんの数秒です。質のいい精子はがんばって泳いで上まで行<ので、特に何か特別なことをする必要はありません。


STEP4 セックス後
男性が一番苦手とする後戲。射精の後は縄張り意識が働いて、自分のテリトリーに他人がいると嫌悪感や虚無感を抱くこともあります。
一方、女性の場合はゆるやかにオーガズムの波が上がり、ゆるやかに下がります。それこそ背中をむけられることを嫌がります。ですが、男性がセックス後に優しくないのは、性の違いだからしようがないと思って深く考えなくていいでしょう。また、もし優しくしてくれる場合は、「私のために頑張ってくれているんだな」と思うと良いでしょう。


知っておきたいデリケートゾーンの洗い方
セックスのとき、つい臭いが気になるからといって、女性はボディ用石けんで洗いがち。ですが市販の石けんは、アルカリ性のものが多く、デリケートゾーンは弱酸性の肌の中でも特に酸性寄りです。そのためアルカリ性の石けんで洗うと環境が変わってきます。弱酸性をうたった石けんでも実はアルカリ性のこともあるので注意。ソープは専用のものを使いましょう。大陰唇と小陰唇の間に垢がたまるので優しくなでるように。デリケートゾーンはマッサージするように内から外にむかって優しく洗いましょう。膣の中は自浄作用といって善玉菌が悪玉菌を退治してくれるので善玉菌まで洗い流すと自浄作用が落ちます。中まで洗うのはNGです。

妊娠しやすい体位はこちらを参考に

妊娠しやすい体作り⑦リラックス、妊活ストレス対策

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一日の終わりには、安眠につながるリラックスタイムを演出

仕事や人間関係のストレスも女性ホルモンの働きに悪影響を及ぼします。
ストレスを受け続けていると、中枢神経が影響を受けて、ホルモンバランスがくずれてしまいます。その結果、生殖器官の機能低下を招き、妊娠しにくい体に。

実際に不妊治療の現場でも、ストレスは重大な不妊原因のひとつとされています。
ストレスを避けることがベストですが、現代社会、妊活でストレスと無縁でいることはまず不可能。

それならばせめて、一日の終わりには緊張を解いてゆったりした時間を過ごすようにしたいもの。好きな音楽を聴いたり、安眠を誘うラベンダーなどを配合したハーブティーを楽しんだりと、自分なりのリラックス方法を考えてみることが大切です。

十分な捶眠をとることもとても大切です。リラックス効果の高いアロマで睡眠 環境を整えたいと思います。


じっくりコミュニケーション赤ちゃんとの生活をイメージ

どんなに望んでも女性だけでは実現しないのが妊娠。夫とその後の生活についてじっくり話し合ってみることも大切です。

「もしも不妊治療が必要になったら」、「出産後も働き続けるには」といったシビアな問題について、1人で抱えこまずに互いの胸の内を率直に打ち明け合って、コミュニケーションを深めることで、精神的に安定し、親になる覚悟や責任がいっそう高まっていくと思っています。

「妊活も、出産以降の育児も、2人で」。そんな思いを共有できれば、妊活はまた一歩前進すると思っています。



妊娠しやすい体作り⑥排卵の確認

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毎朝の基礎体温計測で体のリズムをチェック

毎月生理があるから、妊娠には問題なし。そう考えるのはちょっと楽観的すぎるかも。生理があっても、きちんと排卵が行われているかといった妊娠の可能性は、基礎体温を見なければ判断がつきません。

基礎体温は毎朝、目覚めてすぐ寝たままの状態で計るのが原則。

忙しい朝に検温するのは面倒、という人は、検温時間が短いタイプの婦人体温計を使用してみて。検温後はそのデータを記録し、グラフ化すると、自分の体のリズムを把握することができます。

健康な状態なら、グラフは2週間ずつ低温層と高温層に区分されるはず。
もしも、そうならない時には、婦人科にグラフを持参して相談を。
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たった10秒で検温完了!
忙しい朝の味方。

検温したデータをAndroidスマートフォン用の無料アプリ「リズムノート」に転送すると、体のリズムをグラフで確認できるほか、体調や症状などの登録も可能。小さ<て薄いコンパクトデザインだから、化粧ポーチにもすっぽり収まります。
オムロン婦人用電子体温計
MC-642L[幅3.9×長さ10.3×厚さ1.6cm、約33.0g(収納ケース、電池含む)]

妊娠しやすい体作り|産婦人科専門医、生殖医療専門医が監修

妊娠しやすい体作り⑤毎日の運動

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目的は筋力アップと血行の改善

軽い運動を毎日の生活に取り入れ、筋肉を増やすことは、不妊の原因につながる冷えや肥満の解消にとても効果的。また、妊娠後じょじょに重くなる体を支えるにも、出産の際にも、その後の育児にも筋肉は重要です。

そればかりか、体を動かすことには、心の緊張をほぐしてくれるリフレッシュ効果も期待できます。

運動とは無縁だった私は、今から少しずつ筋力アップに挑戦。

出産時はもちろん、その後の育児に必要な体力・筋力は、妊娠の前から鍛えておきます。

妊娠しやすい体作り④脱喫煙

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卵巣の老化を防ぐためにもカップルで禁煙が大原則

2011年に行われた厚生労働省の調査では、日本人の成人喫煙率は20.1%で、前年より上昇しました。

男性の喫煙率は32.4%で、40代以降を除くとやや増加の傾向。20~50代は4割前後が喫煙しています。

一方、女性の喫煙率は9.7%ですが、妊活世代の30代は16.6%と平均を上回る結果に。

さまざまな生活習慣病の因子に挙げられる喫煙は、不妊の重要な要因とされるなど、妊娠・出産にも悪影響を及ぼします。

喫煙が引き起こす血行不良によって、卵巣の機能は低下し、いったん低下した機能は元に戻ることはありません。

また、男性も喫煙による精子の数の減少が報告されています。女性だけが禁煙しても、男性が喫煙を続けていれば、受動喫煙で女性の体が危険にさらされます。

妊娠しやすい体づくりにはカップルでの禁煙が鉄則みたいです。

「妊娠する能力の低下だけでなく、喫煙習慣は子宮内感染症、胎盤異常、早産、低体重などの原因になるといわれています。

海外では、日本よりもさらにシビアな喫煙に。よる弊害も報告されています。喫煙習慣があるなら、カップルで今すぐ禁煙が大原則!!

プロフィール

adarama89

福岡の不妊治療のクリニックで産婦人科専門医、生殖医療専門医をしています。

福岡の不妊治療のクリニックで産婦人科専門医、生殖医療専門医をしています。 妊活や不妊治療、男性不妊などを専門知識をふまえて紹介したいと思います。