妊活ブログ

福岡の不妊治療のクリニックで産婦人科専門医、生殖医療専門医をしています。 妊活や不妊治療、男性不妊などを専門知識をふまえて紹介したいと思います。

福岡の不妊治療のクリニックで産婦人科専門医、生殖医療専門医をしています。

妊娠のチャンスは月にたった3日間。タイミングが大切!

排卵日

妊娠率は、精子と卵子が出会うタイミングに大きく左右されます

それは、精子にも卵子にも寿命があるからです。 精子と卵子の出会うタイミングが少しでもずれると、妊娠する可能性は大きく低下してしまいます。 精子の場合、その寿命は射精後およそ2日間といわれています(場合によっては5日間ほど生きていることもあります)。

一方、卵子の寿命は精子よりもさらに短く、排卵後から8時間程度です

この両者の寿命を考慮すると、妊娠する可能性が最も高まるのは、排卵前の2日間と排卵日当日ということになります。 つまり、排卵日の3日以上前にセックスすると排卵日までに精子が老化して受精しにくくなり、排卵後8時間以上経ってからセックスすると今度は卵子が老化して受精しにくくなる、ということです。 ちなみに、寿命を過ぎた精子や卵子でもまれに受精することはあるみたいです。 中には排卵日の1週間前にセックスをして妊娠したという例もあるのだとか。 しかし、そういう受精卵は、そのまま運良く着床にこぎつけても発育できず、流産してしまう確率が非常に高いといわれています。 つまり妊娠するためには、この1ヵ月のうちの3日間をどう生かすか、が鍵となってくきます。 基礎体温や排卵チェッカーで排卵日を予測したら、その2日前から基礎体温が上昇を始めるまで1日おきのペースでセックスするというのが妊娠率を高める最も確実な方法といえそう。 とはいえ、共働きだとお互いのスケジュールが合わなかったり、疲れてそれどころじゃない、という場合も……。 基本は二人のセックスありきの妊娠ですよね。 やはりパートナーとじっくり話しあうことが大切ですね。

妊活は夫婦で!妊娠したいと思ったら今すぐできることまとめ

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一般的に「不妊」と聞くと女性側に問題があるのでは?と思われがち。ですが、実はその原因の約半分は男性側にもあることが明らかになってきました。つまり女性側の通院や治療だけではなく、男性もいっしよにカップルでの治療が重要であるということです。

男性は思いがけないことに現実逃避的になったり、自尊心が傷つくケースもときにありますが、最終的には妊活のため前向きに治療にとり組むかたが多くいます。

精子は毎日つくられることから生活習慣を改めることでその数や質を高めることが可能です。

妊活はふたりでの協力あってこそです。今すぐふたりでできるコトをまとめました。

精子と卵子の妊娠カアップをお役立ててください。

日々の生活習慣や、妊活へのマインドなど夫婦それぞれが心がけるとよい5つのポイントをまとめました。精子力&卵子カアップにつなげてください。


卵子力UP

1.運動習慣をとり入れる
毎日続けられるようなウォーキングやストレッチ、ヨガなどがオススメです。
冷え性などの体質改善にもつながるのでは。男性にくらべておだやかな運動を。

2.バランスのよい食事を心がける
運動に加えて、栄養素をバランスよく含んだ食事を。
授かりやすい健康的な体をめざしましょう。
過度のダイエットはホルモンバランスをくずすことも。

3.喫煙はしない。過度の飲酒もしない
男性も同様ですが、妊活をスタートするのであれば喫煙はNG。
また、過度なアルコール摂取も、体には悪影響を及ぼします。

4.ストレスを感じるまでがんばりすぎない
仕事や人間関係、妊活いずれもも無理をしないこと。
ストレスを感じるレベルまでがんばりすぎてしまうと、早々にエネルギー切れに。
周囲とくらべないことも重要。

5.リラックスできる生活 恨を持つ
入浴やアロマ、整体、マッサージなど体にとって心地よくリラックスできる習慣を持ちましょう。
「がんばったら、しっかり充電する」というサイクルが体にも好影響。


精子を改善

1.しっかりとした体の鍛練
女性よりも運動強度が高い全身の筋力を鍛えるトレーニングをとり入れてることで
男性ホルモンの分泌や疲労回復に欠かせない成長ホルモンの増加をサポートします。

2.喫煙は精子に悪影響を及ぼす一因
喫煙は一酸化炭素などの有害物質を体内に送り込み、その分。必要な酸素や栄養を各器官に運ぶ妨げに精巣にも同様で精子の量や質、運動量の低下を招きます。
             
3.定期的に性行為の機会を持つ
禁欲すると精子の数や運動率が高まると思いきや、実は低下するので要注意。
パートナーとの定期的なセックスこそ、精子カアップにつながります。

4.健康によい食品をしっかり食べる
朝食抜きは基礎代謝を低下させ、体の老化を早める原因に。バランスのとれた食事をしっかりが基本。一般的には避けたいコレステロールも男性ホルモン産出には必須!

5.抗酸化のため栄養補給やサプリメントの摂取
酸化とは、つまり老化のこと。体はもとより精子の酸化を防ぐため、にんにくなど抗酸化が期待できる食品、男性妊活用サプリメントを日ごろから摂取するよう心がけてください。


男性不妊とサプリメント|男性不妊専門医が監修

妊活にホンキになったら妊娠力をチェック

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妊活にホンキで取り組もうと思ったら、絶対知っておきたいのは、今の自分に妊娠するための力がきちんと備わっているかどうかですよね。

そこで妊活セルチェックをまとめました。セルフチェックの項目に心当たりがあったら、妊娠力が下がっているかも!?

生理時の強い痛みや経血異常は子宮内膜症や子宮筋腫の兆候り‥

妊娠するための能力が年齢とともに低下していくことはいわば常識。けれども、同じ年齢の人すべてが同じレベルの能力を備えているわけではありません。

若くても妊娠力が低い人もいれば、逆に高齢でも妊娠力が衰えていない人もいます。だからこそ、ホンキで妊娠を考えるなら、自分の妊娠力をきちんと知る努力をするべきだとおもいました。
妊娠力を知るうえでポイントとなるのが、子宮と卵巣の元気度だそうです。

子宮や卵巣の老化という言葉を最近よく耳にしますが、それは子宮と卵巣が何らかの異常によって、本来の働きを果たせなくなっている状況を指します。

子宮の元気度は、生理の状況から判断できます。セルフチェックの項目の多くは、子宮筋腫や子宮内膜症の可能性を探るもの。

セックスの時などに痛みを感じるのも子宮内膜症の症状のひとつ。子宮筋腫や子宮内膜症は、状態によっては不妊の原因ともなるので、要注意。

子宮頸がんの検診を定期的に受診していれば、子宮の異常にいち早く気づくことができます。


卵巣の老化は、妊娠だけじゃなく
女性のキレイの危機り‥

卵巣年齢のセルフチェックで、生活習慣にかかわる項目が多いのは、不規則な生活は卵巣の老化にストレートに結びつくからです。特に喫煙は卵巣に深刻なダメージを与えるみたいです。

卵巣が老化すると、不妊に直結する排卵障害を引き起こすことも。

また、卵巣の老化は女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量の低下を招き、その結果シワやシミといった肌のトラブルのほか、髪のボリュームがなくなるなどの変化が現れます。

女性らしさを作るためのホルモンともいわれるエストロゲンの減少は、女性のきれいの危機!

卵巣年齢のセルフチェックに思い当たることが多いということは、妊娠力が低下している可能性が大きいと自覚したほうがよさそうです。男性不妊のセルフチェックはこちらです。

卵巣年齢のセルフチェック
□日常的にストレスを感じることが多い
過去に急激なダイエットをしたことがある
BMI値が18以下・または25以上
夏でも手足が冷たいほどの冷え性だ
喫煙の習慣がある
肌のハリがない、シワが気になる
髪の毛のツヤやコシがなくなり、白髪が増えた
不規則な生活をしている
週に3日以上、外食をしている
コレステロール値や中性脂肪値がかなり高い、もしくは低い
過去6ヵ月間、セックスをしていない
生理周期が乱れている
最近、経血の量が減ってきた
生理周期がだんだん短くなってきた、あるいは長くなってきた


子宮の元気度をセルフチェック
セックスの時や排便時にお腹の奧が痛む    、
最近、生理痛がひどくなってきた
経血が黒っぽい
最近、経血の量が増えてきた
経血に大きい血の塊が混ざる
生理のたびに、我慢できないほどの生理痛がある
生理時、足の付け根や太ももに痛みがある
生理時、昼間でも夜用ナプキンでも漏れてしまう
クラミジア、淋病などの感染症にかかったことがある
子宮筋腫や子宮内膜症と診断されたことがある

女性不妊につながる病気、不妊の原因

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受精までは精子も影響しますが、その後、受精卵が子宮に着床し、子宮内でちゃんと育つかどうかは母胎次第。

不妊の要因をひとつずつ解消することで妊娠への道を切り開きましょう。

排卵障害
通常は月に一度あるはずの排卵が、何らかの原因によりうまくいかないこと。

治療法
排卵誘発剤を投与するケースが大半。ストレスや食事が原因の場合は、並行して生活習慣の改善も。

卵管障害(ピックアップ障害)
卵管が詰まる卵管閉塞などが原因で、卵巣から排出された卵子を拾い上げられないこと。

治療法
障害の有無が検査では特定できないため、排卵誘発剤の投与などで様子見することが多い。

ホルモン異常
排卵や着床はホルモンの働き次第。分泌が多くても少なくても妊娠の妨げになります。

治療法
ホルモン剤の投与のほか、生活改善として食生活を見直し、体を温めると効果的。

多嚢胞性卵巣症候群、卵巣再発不全
卵巣の皮膜が固いため、排卵できなかった卵子が卵巣内にたまっていく病気。

治療法
排卵誘発剤、ホルモン剤の投与のほか、卵巣の表面に穴を開ける腹腔鏡手術を行う場合も。

免疫性不妊症
精子や卵子を異物とみなす抗体を持っていること。男女どちらにもある症状です。
     
治療法
抗体値が低い場合は人工授精で、高い場合は体外受精を行うケースがほとんど。

着床障害
受精はするものの子宮に着床せず、妊妬が成立しなかったり、流産をしてしまったりすること。

治療法
ホルモン分泌に問題があれば、ホルモン剤の投与で改善が期待できます。

子宮内膜症
子宮内膜が子宮以外の場所にできてしまう病気。
不妊女性の20~40%がこの病気を持つとされています。

治療法
投薬や腹腔鏡手術のほか、内膜症自体の治療より体外受精が優先される場合も。


子宮奇形
子宮の形が本来と異なる状態のこと。女性の4~5%にあるとされ、後天性の場合もあります。

治療法
そのまま妊娠できるケ-スもありますが、不妊・不育の原因になる場合は形成手術を行う場合も。

子宮筋腫
子宮内にできる良性腫瘍のこと。数や大きさによっては受精卵の着床の妨げになることも。

治療法
投薬や子宮摘出手術もありますが、妊娠を望む人は筋腫だけを取る手術が行われます。

染色体異常
夫婦どちらかに染色体異常があると流産が高率に発生します。

治療法
体外受精により受精卵の染色体異常の有無を調べ、異常がない受精卵を移植。

性感染症
性交渉により体内に細菌が入ると、女性は卵管や子宮、男性は尿道や精巣に炎症を起こします。

治療法
薬の投与で比較的短期間で治る場合があります。パートナーにも感染の可能性があるので一緒に治療を。

合併症(甲状腺疾患、糖尿病)
腎疾患や糖尿病は、妊娠高血圧症候群や胎児奇形と関連することもあります。

治療法
専門医と相談し、投薬や血糖値コントロールなどで妊娠の確率が高まる方法の検討を。

男性不妊にできること

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男性不妊を改善するためには精子の質をキープすることが大事です。
精子を守るためにはなにが大切なことをまとめました。心当たりがあったら、すぐ実践して男性不妊を改善しましょう。

1.禁煙!

2.ブリーフよりもトランクス!

3.飲酒は適量に!

4.長風呂、長サウナは控える!

5.自転車、バイクに乗りすぎない!

6.放射線に要注意!

7.育毛剤を飲まない!

8.規則正しい生活!

9.膝上でノートPCを使わない!

10.禁欲しすぎない!

精子に良くないこととしては、まずは熱があります。
そして、男性にとってふだんの生活の中で股間を締めつけるのもNG。
良いこととしては、バランスの良い食生活、適度な運動、最低6時間の睡眠。
長時間の座位を避けることなどがあげられます。


熱は精子によくない!
サウナは睾丸を温めすぎてしまうため、定期的なサウナ風呂の入浴は避ける。
睾丸を冷やすと良いというくらい、温めすぎないことが重要なのです。
なお、通常の入浴程度、熱すぎない湯船に15分程度入るくらいなら問題ありません。
また、病気による高熱も精子に悪い影響を与えます。妊活中は、インフルエンザにも十分注意。

股間を締めつけるのもNG
股間を締めつけることも良くないといわれています。
ですからサイクリングも良くないとされています。
サイクリングパンツやボクサーパンツ、ランニングタイツも同様の理由です。
また、自転車をこぐときに睾丸が圧迫されることやサドルにこすりつけることで発熱作用が加わわり続けることなどが良くない理由です。
サイクリストには、尿道がしびれるような自覚症状がある方もいるそうでが、その場合、射精障害の原因にもなるので注意が必要です。

タバコは止める
喫煙が悪いのはいうまでもありません。タバコを止めただけで精子の状態がよくなって自然妊娠する人もいます。からだに悪いことは精子にも悪い影響を与えます。逆に健康なからだづくりをすれば精子にも良い影響が出るのです。

食事
精子にとっても、栄養豊かな食生活は重要です。男性妊活用のサプリメントもありますが、安全で新鮮な食品から栄養を摂ることをおすすめします。
ビタミンBやC、E、亜鉛など積極的に摂ったほうがよい栄養素はありますが、大事なのは栄養のバランスです。
大豆製品や乳製品はからだに良いイメージがありますが、摂取しすぎるとホルモンバランスが崩れて男性らしさが削れてしまいます。
また、カフェインのとりすぎも問題です。もちろん水分も必要です。1日に1~1。5Lくらいの水分補給を心掛けましょう。

運動
有酸素運動がいいというデータはありませんが、BMIが25以上になると精子の状態は悪くなります。
適正体重を保つために適度な運動をしましょう。マラソンのようにからだが疲労してしまう運動は逆効果なので、何事もやりすぎないことが大切です。

その他の生活習慣

何時間座っていたら悪い、どんなイスだったら悪いというデータはありません。
ただし、長時間の座位が悪いのは間違いないので、デスクワークの方はお仕事の合間など、時々、立ってみてください。

プロフィール

adarama89

福岡の不妊治療のクリニックで産婦人科専門医、生殖医療専門医をしています。

福岡の不妊治療のクリニックで産婦人科専門医、生殖医療専門医をしています。 妊活や不妊治療、男性不妊などを専門知識をふまえて紹介したいと思います。